万年筆

All American アメリカ代表万年筆──オールアメリカン

オールアメリカンの立ち位置 今回は本ブログに於いて2本目のConklin万年筆、オールアメリカンをご紹介致します。 コンクリンというブランドについては、過去記事をご参照下さい。 kaerupyon.hatenadiary.com 国内定価は税込16500円。字幅はFのみ、鉄ニブのみ…

Optima 拘りが垣間見える頑固な万年筆──オプティマ

オプティマの立ち位置 こと万年筆に限って言えば、日本はとても恵まれた国です。我々は当たり前のこととして享受していますが、日本にはパイロットコーポレーション、セーラー万年筆、プラチナ万年筆という3つの大きな万年筆製造メーカーが存在し、それぞれ…

Custom Legance エレガンスを纏うカスタム──カスタムレガンス

カスタムレガンスの立ち位置 最近では変わりつつありますが、それでもやはり国産万年筆って仏壇軸が多いです。この仏壇軸に対する拘りは何なんだ…?!と思ってしまうくらいに。…別に仏壇軸が悪いとは言いません。仏壇軸もそれ単体で見れば渋くて中々格好良い…

Duragraph 蘇ったConklin──デュラグラフ

デュラグラフの立ち位置 Conklin ──コンクリン。1898年創業。アメリカの万年筆ブランドです。(ちなみにウォーターマンは1883年)かつてはアメリカでも数本の指に入る主要な万年筆メーカーの1つでしたが、1950年代に倒産してしまいました。 それがここ最近に…

雑記 キャップリングの位置から見るデザイン思想の変遷。そして国産万年筆の保守性。

万年筆のデザインについて、少し気付いたことがあります。それは、デザインという点に於いてキャップリングの位置が万年筆の印象を大きく左右するということです。普段あまり気にしない部分ですが、キャップリングの位置には明確に時代ごとの傾向がある様に…

Carene DX Silver Chiesel 銀の可憐な万年筆──カレンDXシルバーチーゼル

カレンの立ち位置 ウォーターマン(Waterman)といえば、万年筆の本家本元。元々万年筆を生み出したのはエドソン・ウォーターマンというアメリカ人で、その彼が設立したのがウォーターマン社。つまりウォーターマン社は最古参の万年筆メーカーなわけですね。 …

雑記 万年筆に慣れることの弊害

かつてはシャープペンシルとボールペンを使っていましたが、現在はほぼほぼ万年筆しか使っていません。ちょっとした買い物のメモでも、役所に提出する書類でも、状況が許す限り万年筆で文字を書きます。(無論、シャープペンシルやボールペンでないとどうし…

VAC700R バキュームフィラーな巨大万年筆──バキューム700R

VAC700Rの立ち位置 TWSBIという会社があります。漢字だと「三文堂」。平仮名にすると、つうぃすびー。台湾のメーカーです。透明軸の吸入式万年筆を低価格で商品展開し、日本の万年筆業界に一陣の風を吹かせた話題のニューウェーブ。今回語っていくのは、その…

Custom Heritage 92 始まりにして完成形──カスタムヘリテイジ92

エントリーモデルなのに凄まじい完成度を誇る万年筆──カスタムヘリテイジ92について語ります。