EOS Kiss M──私と祖父のカメラ

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↑雪国にて。(寒過ぎて手が赤くなってる…)

 

私が万年筆趣味に目覚めたのは、祖父が原因でした。私はおじいちゃんっ子でしたので、その他にもかなり多くの影響を祖父から受けています。

そのうちの1つがカメラで、祖父は写真を撮るのが趣味でした。私が幼い頃は、よく色んな場所に連れて行ってくれたものですが、いつも一眼レフを首から掛けて持ち歩いていました。子供の頃は、祖父に連れられ商店街のカメラ屋に行き、フィルムを現像してもらったものです。捕まえたダンゴムシを入れるのも、祖父から貰ったフィルムケースでしたね。

しかし祖父も80を過ぎ、一眼レフは重過ぎて持ち歩くのは難儀するようになってしまいました。そこで、叔父が祖父にミラーレスカメラをプレゼントしました。ミラーレスならば一眼レフよりかは軽いですから。

結局、スマホのカメラが一番軽くて便利だという結論に至った様で、祖父は殆どこのミラーレスカメラを使わずに仕舞ってありました。それでは勿体ないということで祖父から譲り受けたのが、このキヤノンの「EOS Kiss M」です。


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キヤノンのミラーレスカメラのラインナップの中では最も廉価なモデルですが、それでも10万円します。カメラとしては安い部類ですが、デジカメしか触ったことがない私からすれば、ビックリ仰天の高級品です。必要充分です。廉価なモデルということで、小さくて軽いのもライトユーザーな私に合っています。

このカメラを譲り受けてから、しぼりだとかISO値だとかシャッタースピードだとかを勉強して、素人ながらに見様見真似で写真を撮っています。このブログの写真も、半分くらいはこのカメラで撮ったものです。


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やはりちゃんとしたカメラなだけあり、スマホのカメラよりも綺麗な写真が撮れます。私の持っているスマホは、本当かどうかはさておき「脅威の1億800万画素カメラ!!」というのがセールスポイントです。実際、スマホにしてはちょっと大きめなレンズが付いています。kiss  Mは2410万画素ですので、まさかの4倍。

最高画質で撮影すると、ファイル容量は16MB。kiss Mの写真は8MBくらいなので、2倍のファイル容量の写真が撮れちゃいます。(いやぁ、知らなかった…普段は低画質設定でスマホで写真を撮っていたので…こんな化け物だったとは…)

でも実際に撮ってみると、kiss  Mの方が綺麗。やはりそこは所詮スマホスマホ。ぱっと見では変わりませんが、細部を拡大してみるとその差は一目瞭然です。kiss  Mの方が細部まで細かいんですよね。

しかし良いことばかりでもなく、写真データをPCやスマホに取り込む手間が要りますし、ミラーレスとはいえ重量があるので常に持ち歩くわけにもいきません。別の言い方をすれば、あまりにもスマホのカメラが便利過ぎるので、それと比べてしまうと利便性で劣ってしまうということです。

スマホと無線通信で直接データの遣り取りが出来ますし、昔のデジカメと比べても遥かに利便性の高いカメラなのですが、それでもスマホのカメラがあまりにも優秀過ぎるのです。特に私の様なライトユーザーの場合、要求事項中での利便性が占める割合がかなり高いので、総合的にスマホのカメラに軍配が上がってしまいます。それ故に、積極的にカメラを使おうと努力しているのが現状です。 

このカメラをもっと活用するために現在考えているのは、今は普通のレンズと望遠レンズしか持っていないので、接写用のマクロレンズを買おうということです。万年筆の様な小さなものを大きく撮るには、やはりマクロレンズが欲しくなりますね。

マクロレンズは安いものなら大体5万円くらいで買える様ですから、この際万年筆1本分と考えて買ってしまおうと思っています。そうすればこのカメラを使う機会も更に増えるはず。このブログの写真も、今よりかは綺麗になるはずです。